回数を重ねるごとに規模が大きくなっているましかくカップ、その運営の一端を担われている杉本駿さんへのインタビューです。
- ましかくカップをどう捉えているのか?
- 今後、どのようにしていきたいのか?
- なぜそこまでアツいのか?
など、いろいろ伺ってきました!
ひとことで言うと、薬学生によるサッカー大会です。
“人命を守る、救うという目標に向かって努力を重ねている皆さん。そんな皆さんが社会に出ていくことを応援したい。”
これから皆さんが生きていく上で、大切なことをスポーツを通して感じて欲しいとの願いを込めて、このプロジェクトは作られてきています。
これからの厳しい社会情勢の中で活躍するために必要な自立心を育むために、シカクからマルへなって欲しい。そんな願いも込められています。
これまでに6回開催しており、次は関西でもましかくカップを開催します!
すでに参加チームは10チーム以上で、16以上のスポンサーがついてくれるまでに大きく盛り上がってきました。
去年の12月のましかくカップが1番記憶に残っていて、感慨深かったですね。
参加メンバーのマネージャーや友達も含めると、200人ぐらい来てくれたんです。
第1回ましかくカップは、4大学から始まりましたが、このましかくカップでは9大学まで増え、この大会で関西でも開催できる!というのが現実味を帯びてきました。
この12月のましかくカップは、それだけ僕の中で特別でした。
また、私ごとですが、12月のましかくカップが年内最後の現場の仕事ということもあって、気合いが入っていました。
バシッと大成功させてやる!と覚悟を決めて臨めました。
そうですね、今後のましかくカップは、12月の人数は超えたいです。
やっぱり人数が多ければ多いほど、いいんですよね。
何がいいんですか?
以前に三重県でサッカーの全国大会を開催したとき、1,000人集まって会場の圧がすごくて、運営側としても気持ち良かったんです。
この大会は、僕らセカステが主催のイベントだったんですけど、それをましかくカップでもやりたいと思ってます!
というより、やります(笑)
いつ頃に、その規模までいけそうですか?
正直、2024年以内に1,000人は難しいと思います。
実は8月頃にましかくカップ関西大会を開催する予定なのですが、それを成功させて12月に東西対決なんかもしてもらって、2025年に東北や九州で開催となったときに1,000人規模になってるイメージです。
でも、ましかくカップに参加してくれている薬学生と話してて思うんですけど、薬学生1,000人って研究室とか試験があって難しいとも思うんです。
そこに学校の許可とか降りだしたら、最高だなって。そうなるように動いています。
とりあえずやってみるのが大事!!
薬学部は、根が真面目な学生が多いと思いました。
「卒業した後に未来の自分はどういうふうに働いているか?」を既に考えている人が多くて、夢があって入学しているのが薬学部なのかなって印象を受けました。
僕は明確な目的をもたずに大学に入学したので、未来のことについて考えている人が多くてすごいなって思います。
あと2年後に就活なのに、もうイメージしてるの?!みたいな。
だからこそ、今はサッカーっていうツールを使って、人生を豊かにする可能性のあるものを探してほしいです。
人によって、豊かさって異なるとも思っているので、チームで勝つ過程に豊かさを感じる人がいれば、大学外の人との新たなコミュニケーションに豊かさを感じる人もいると思うんです。
ましかくカップを使って、仲間と一緒に成し遂げたときの感動を知ってもらったり、非日常を味わってもらって、豊かさを見つけて欲しいです。
徐々に伝わっていってると思います。
- 「ありがとうございます」
- 「よろしくお願いします」
- 「おはようございます」
こういう挨拶が増えました。
しかも、大会後に「次いつですか?」って聞かれることも多くなってきました。
こういう時に、少しずつ伝わっていってるのかなって感じますね!
ただ、サッカーだけが全てではないこともしっかり伝えたいです。
自分たちが何をしたいのか噛み砕いてあげて、適切な人に繋いだりすることも僕の仕事だと捉えています。
そして、駿さんに言ってよかったなって思ってもらって、ましかくカップのスポンサーとなって戻ってきてくれたらいいなと思ってます!笑
まずは、常に”場”として在りたいです。
キャリアに悩んでいる人たちが、自分たちで解決できないことって、正直ないと思うんです。
例えば、自分たちでエージェントって探せるし、youtubeで面接の心得を調べてみて面接対策を学ぶことができるし、すぐに欲しい情報に触れていけます。
なので、セカキャリのようなキャリア支援のようなものは必須ツールとは思っていません。
でも、近くの人には言えないことってあると思うし、うまくいっていない人が本当は誰かに相談したいけどプライドが邪魔してうまく相談できないときもあると思います。
そういう人たちが寄れるところ、戻ってこれる”場”を用意しておきたいです。
その想いはどこからくるんですか?
「学生への最後の恩返し」ですね。
実は学生から僕自身が刺激をもらってるんです。
各大学のチームと関わっていくと、チームの一員に入らせていただいている感覚になります。
だからこそ、適当にできないし、この子達に何かのカタチで恩返ししたいって込み上げてくるんです。
でも、就活が始まると、どうしても学生たちと疎遠になってしまうんですよね。
そこでキャリアまでサポートできれば、就活の時期も役に立てるし、社会に出てからでも役に立てると思ったんです。
そこから生まれたのがましかく×セカキャリなんです。
なので、転職したいときにも戻ってこられる”場”にして、一気通貫でサポートしていきたいです。
必ずしも社会に積極的に関わりたいという人だけじゃなくていいとも思ってて、内気な人ほど気軽に使ってもらえる場所でもありたいとも思ってます。